高配当株といえばどのようなものを思い浮かべますか?
- 真の不労所得?
- 企業の株を買って、お金がもらえるんだよね。
- 個別株だからギャンブル要素が高い。
色々な答えが返ってくると思います。
また、いろんなサイトやブログ、SNSを見てもそうです。
そこで、この記事では高配当株のメリットデメリットを書いていきます。
高配当株投資のメリット
高配当株投資のメリットは以下の5つがあります。
それぞれについて簡単にわかりやすく解説していきます。
- 安定した収入源
- 再投資による複利効果
- 市場の下落時のリスク軽減
- インフレ対策
- 心理的安定感
安定した収益源
なぜ高配当株が安定した収入源といわれるのか?
それは、「安定した企業が出す利益を配分してもらっているから」
高配当株は、企業が定期的に配当金を株主に支払うため、株価が変動しても安定した収益を得ることができます。特に、安定したキャッシュフローを重視する僕には魅力的です。
企業の経営がうまくいかなくて利益が出なかったり、最悪つぶれたりしない限りは配当金を出し続けてくれます。
再投資による複利効果
配当金を使わずに再投資することで、複利効果を受けることができます。
そうすることで長期的に資産を増やす可能性があります。
※複利とは、10%の利回りの株を10000円で買ったとすれば、
配当金は1000円もらえます。その1000円を再投資すると、11000円になります。
さらにそこから10%の配当金をもらうと1100円の配当金がもらえます。
市場の下落時のリスク軽減
株価が下がったとしても、配当収入があるため、他の無配当株に比べてリスクが軽減されることがあります。
私たちが買う株は安定した企業を購入するので、暴落時にも持ち続ける必要があります。
インフレ対策
インフレは日本でも起こります。
50年前に今と同じものを同じ値段で購入できるでしょうか?
おそらく、現代の方が金額は高くなっていると思います。
そのため、私たちはインフレ対策をせずに現金を持ち続けていたら価値がどんどん下がっていくということになります。
インフレが進行すると、現金の価値が減少しますが、高配当株はインフレに強い傾向があります。配当金の増加がインフレに伴って期待される場合もあります。
心理的安定感
定期的な配当収入があることで、投資家は長期的な市場の変動にも耐えやすくなります。
労働とは別に配当金があるというのはとても心が豊かになります。
自分が働かなくてもお金が働いてくれる。幸せです。
高配当株投資のデメリット
- 成長性の低さ
- 減配リスク
- 税金の負担
- 集中投資のリスク
成長性の低さ
高配当を支払う企業は、株主還元が多いといえるので、事業の成長・稼ぐ力の余地が小さい成熟企業であることが多く、株価の上昇が限定的である場合があります。
減配リスク
経営状況が悪化すると、企業は配当を減らすことがあり、配当金に依存している投資家にとっては大きなリスクとなります。
そのためにも、過去の暴落時に減配していない強固な企業を選んでいく必要があります。
税金の負担
配当金には課税されるため、税金の影響で実質的なリターンが減少する可能性があります。
配当金にはざっくり20%程度の税金がかかります。
しかし、現在はNISAという制度が利用できるので、非課税で配当金をまるまる受け取ることができます。
集中投資のリスク
高配当株ばかりに投資すると、セクターや地域の偏りが生じ、ポートフォリオ全体のリスクが高まることがあります。
高配当株の利回りが良くなる瞬間は、同じ業種でもそのような傾向になるので、一時的に自身のポートフォリオが崩れてしまう可能性があります。
日頃からポートフォリオを眺めて適切なタイミングで適切な銘柄が買えるように企業分析をしていきましょう。
まとめ
高配当株投資のメリット・デメリットについて書いてみましたがいかがでしょうか?
メリットもデメリットも上げればきりがないですが、
ご自身の資金に余裕がある方や、将来の資産形成を考えている方からすれば必要な投資だと思っています。
少し前までは100株単位からしか購入できなかったので、分散投資がやりにくかったりしたのですが、
現在は楽天証券のミニ株、SBI証券の単元未満株の購入もできるようになっています。
※企業の株価によっては数百円から購入できます。
ぜひ、私の紹介する高配当株からでもいいので、10銘柄ほど購入して株価の値動きになれるところから始めていただければと思います。
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